楽天モバイルのMNOサービスであるUN-LIMITを契約したものの利用する端末が手元に無い状態なので、Rakuten Miniでも購入しようかと思いましたが、1年後に無料期間が終わったら解約するかもなあ・・・と考えたらそれももったいないと思い、そもそも2台持ちは過去懲りたのでいっそ1台で2枚SIMを挿せるSIMフリー端末でも買うかあと、以下の条件で探しました。
- お財布ケータイが使える事
- LTEの同時待ち受けを利用できる事(DSDV対応)
- 防水であること
OPPOとかPixel4とか出てくるのですが、OPPOのはCPUが貧弱(ゲームしなければ十分なのでしょうが)だったり、Pixel4はSIMの片方がeSIMなので、1年後に楽天MNOを継続利用しなかった場合、他社のSIMカードを利用しづらそうなのでスルー。
最終的に決めたのが、AQUOS zero2でした。型番的にはSH-M13です。
結論から言えば、現状ハイエンドモデルでお財布ケータイが使えるDSDV対応のSIMフリー端末はこれ一択だと思います。
キャリア端末と比べたら値引き施策とか無いので高いのですが、キャリア端末ものりかえサービスとか変な縛りつけないと結局このくらいは取られますし仕方ないか。
楽天モバイルUN-LIMITは使えるか
フツーに使えます。
AQUOS R3では不明表示だった電話番号もきちんと表示されています。
APNは自分で追加する必要はありますが、シャープの方がインタビューで公式に動作すると明言している記事もありましたね。
※4月20日追記
システムアップデートで最初から楽天モバイルUN-LIMITのAPNが登録されるようになりました。
AQUOS R3と比べてみた
今使っているAQUOS R3との大きな違いをまとめてみました。
- 良い点
今回の購入動機のDSDVである事、これ本当に良いですね。
何か切り換え操作とかしなくても、2枚のSIMカードの電話番号で同時に着信待ち受けができます。
モバイルデータ通信をどっちで行うかは指定する必要があります。
一部のモバイルWi-Fiルーターのように、SIM1で一定のデータ通信を行ったらSIM2でデータ通信を行う、といった設定はできません。
ただ、私はauのピタッとプランで1GB以下に抑えたいのでauのデータ通信を積極的に利用するつもりはないので問題無いです。
有機ELなのでとにかく発色が綺麗です。黒がちゃんと真っ黒なのは有機EL系のデバイスを見ると毎回感動しますね。解像度は横1440pxなAQUOS R3より低い1080pxなのですが、スペック差を知ってて見比べても全く気にならないです。。
AQUOS R3のパネルが基本60Hzなのに対して、zero2は基本120Hzパネルなので、何もしなくても画面の動きがめっちゃ滑らかです。
ゲームモードを有効にするとさらにヌルヌルした感じの表示になります。これはすごい。AQUOS R3も120Hzにするモードがあったけど、それ以上にスクロールとか気持ちいいです。
iPhoneヌルヌルとか言ってた時代は終わったなって感じです。
最後に、大きさはほとんど一緒なのにすごい軽い、レッドブルでも飲んだのかってくらい軽い、これには驚きました。
AQUOS R3で気に入っていたエモパー、文字フォント変更、AR Core対応、いずれもそのままです。
- イマイチな点
イヤホンジャックが無くなりました。
USB Type-C端子につけられるアダプタがついてはきますが、いちいちつけるの面倒だし、これつけてる間は充電できない。
夜中にこっそりゲームやる時に微妙ですね。Bluetooth接続ではどうしても音が遅延してしまうので…。
良い点でもあったのですが、有機ELなので画面焼き付きがどうしても発生すると思います。これはまあ、焼き付いたら焼き付いたで諦めるしかないかなと。
SDカードも非対応です。SIMカードスロットと排他利用とかもないです。
ただ、内蔵ストレージが256GBもあるので、通常の使用にはまず困らないと思います。
ゲームとか大量の音楽ファイルとか写真とか突っ込みまくってますが、まだ半分空き容量あります。
AQUOS R3のようなホームボタンが指紋センサーかつジェスチャーに対応、といったギミックはありません。
イマイチな点を乗り切る
- イヤホンジャック
先ほどBluetoothでは遅延があると書きましたが、この機種はaptX adaptiveに対応していて、これはかなり遅延が抑えられているとの事です。
私は対応デバイスを持っていないので、何か良いのが無いか探し中です。
もしくは、PD充電対応しているType-Cハブを購入して、所有しているUSB-DACを使う方法があります。Type-Cハブについては別記事にまとめました。
上の商品はUSB-DAC機能もありますが、メイン機能はバランスヘッドホンアンプを搭載したBluetoothレシーバーなので、AQUOS zero2でもapt-X HDやLDACで高音質で音楽を楽しめています。
- ジェスチャーで操作したい
Android 10では新しいジェスチャーナビゲーションが導入されたので、本来であればホームボタンの上でジェスチャーするより快適に操作できるわけなんです。
ただ、私はずっとホームアプリにNova Launcherを利用して、機種変更のたびにアイコンを揃え直すとかいうクソ面倒な事から解放されていたのですが、Android 10の新しいジェスチャーナビゲーションは、なんとサードパーティのホームアプリを入れていると無効になるという謎仕様があります。
Nova Launcherを諦めてAQUOS Homeを使ってはみましたが、やはりちょっと使いづらい…。
というわけでせめてAndroid 9で導入された2ボタンナビゲーションが使えないかと思ったのです。
戻るボタンは下部に表示されますが、タスクリスト表示が画面の下から上へスワイプという動作はスマートなので、従来の3ボタンよりは片手操作が少しはマシです。
しかーし、AQUOS R3では選択できたこの2ボタンナビゲーション、なんと選択肢に出てきません。
仕方ないので、ADB接続でおまじないを打ち込んで有効にしました。
adb shell cmd overlay disable com.android.internal.systemui.navbar.gestural
adb shell cmd overlay enable com.android.internal.systemui.navbar.twobutton
1行目でジェスチャーナビゲーションを無効、2行目で2ボタンナビゲーションを有効にしています。
設定画面からナビゲーション方法の設定を行わなければ、再起動しても2ボタンナビゲーションのままになります。
アクセサリ
とりあえず実際に使い始めてみて3日くらい経ちますが、イマイチな点は慣れたり克服できそうではあるので、本格的にメイン端末にする事にしました。
そうなると必要なのは各種保護用のアクセサリです。
背面を守るケースは色々出ていて、これは個人の好き好きだと思うので特に言及しません。
液晶保護ですが、よくあるガラスフィルムはやめた方がいいです。
なぜなら、これは画面内に指紋センサーがあるため、ガラスフィルム越しだと反応しづらくなる可能性が高い、というかそういう報告がたくさん出ています。
なので樹脂系で何か良いの無いかなーと探してたら、めっちゃいいのありました。
まず、安い。柔らかい樹脂系の保護フィルムなので使い捨て前提なので、この価格で3枚入りはとても助かります。
そして、安いのに実際に貼ってみたらかなーり良かったです。
まず、指紋センサー、問題無く動作しました。
貼る前に登録した指紋を素早く読み取ってくれています。モノによっては貼った後に再登録しないと認識しづらくなるものがあるみたいですが、これについてはそういった感じは無かったです。
あと、綺麗に貼るためにけっこうな工夫がされています。
俺っちは保護シート貼るのなんて慣れてるぜ~って方も、パッケージのQRコードからアクセスできる貼り方の解説動画を見てキチンとその手順通りに貼るのをオススメします。
その通りに貼ったら、本当に綺麗に貼れた。
この手のエッジがラウンドな端末用の保護シートは、ラウンドになる手前までしか保護してくれないパターンが多いのですが、これはちゃんとラウンド部分まで保護してくれます。浮き上がりは今のところないです。
これが解説動画通りにちゃんと晴れとオススメしている理由です。
まとめ
買って良かった、この一言に尽きます。
イヤホンジャックとかSDカードとか、色々気にしてはいましたがいざ使い出すと些末な問題でした。
3 thoughts on “AQUOS zero2を購入した話”