今一部界隈でホットな8インチサイズのミニPCがどんなもんかと購入してみました。
ミニPCはGPD WIN2を普段持ち歩いていますが、以下の不満がありました。
・画面解像度が低い
・キーボードがやっぱり小さいので打ちにくい
実際に使った感想をレビューしてみます。
画面解像度
私はわりと細かい画面文字でも平気なタイプなので、普段15インチで4Kのノートパソコンで100%表示で問題なく使っています。
ではこの8インチ1920×1200ってどうなのかというと、表示密度は上記とほぼ同じ感じで、まだもう少し小さくてもいけるって感じです。
ただし、私の周りの人は小さすぎて鼻血が出るって言ってるので、150%とか200%で運用する人のほうが多い気がします。
そうなると表示情報量は大きく減ってしまうので、8インチシリーズを買うよりは13インチとかでもめっちゃ軽いモデルは色々出てるので、小さい文字ダメな人はそっちの方がいいとは思います。
タッチペン
このPCの特徴の一つとして、タブレット状にしてペンでお絵かきできるというのがあります。
筆圧は1024段階なのでまあ仕様としては微妙ですが、簡単なラフとか書くには十分です。
手で直線を引くと若干震えますが、これはSurfaceとかも同じかな。
個人的にはペン先と実際に描画される位置のずれが大きいワコム製よりはこっちの方が好きです。
なお、タッチペンはGoodixというメーカーオリジナルの方式なので、Surface Penとかは流用できませんし、同じGoodixメーカーを採用しているペンでも互換性が無いようです。
ズバリこの機種で使えるのは以下のCHUWI H3 スタイラスペンのみとなります。
商品説明で明確に対応を謳ってる訳ではないですが、実際に使えています。
単6電池が必要なのがちょっと面倒ですね。
キーボードについて
配列は変則的ですが、キーの大きさや打ち心地は悪くありません。
実はこのブログもCHUWI MiniBookで書いていまして、まだ使い始めなのでタッチタイプだとミスは多いですが、見ながらなら高速にちゃんと打てますのでそのうち慣れると思います。
ただ、すごい不満があります。
カンマ、ピリオド、スラッシュ、すなわち日本語入力中の句読点及びナカグロを打つのがめっちゃしんどい。
他の紹介サイトのキー配列画像を見てもらえば分かりますが、キーの幅が半分くらいしか無い上に、間隔もないんですよ。
見ながら打っていても、そもそもが押しづらいんです。
コーディングでも,./はよく使うので、これはちょっとなあという感じです。
ただ、日本語キーボードなので他の日本語キーボード設定なPCにリモートデスクトップするときにキー配気にしないでいいのは私には大きなメリットです。
ポインタについて
マウスとかタッチパッドの代わりに、光学センサー式のトラックポインタみたいなのがついてます。
カーソルを移動するだけならそれほど使いにくくは無いです。
タップするとクリックになるので、タッチパッドぽく操作できます。
が、このタップ判定が著しくシビア。
何回タップしても反応しないと思えば、マウスを動かしたいだけなのに勝手にクリックしたことになってしまう事も。
物理クリックボタンはついてるので、このタップ機能OFFにできればなあと思います。
あと、タップではドラッグができないのも不便だし、スクロール操作もできないのでタッチパネル使ったほうが早い。
パフォーマンス
こうしてブログを打ったり、重めのページをブラウザで開いたり、オフィスファイルを開いたり、そういった用途には全く問題ありません。
軽快に動作してくれます。
Visual Studioなんかもコード書くだけならわりといけますね。インテリセンス使ったりすると多少待たされる感はありますけど、まあこれは仕方ない。
Visual Studio Codeなら全く不満ない動作です。
んじゃあ、私の大好きなドラクエXはどんくらい動くのかなーと思い、ドラクエベンチを取ってみました。
解像度は横1280です。GPD WIN2と比較したかったので。
あれ? うちのGPD WIN2よりよっぽど快適じゃね?
何回もしつこく計ってみたら、場合によっては6000超えましたよ。
実際にプレイしてみましたが、デスマスターが戦闘中にモンスター召喚する重いエフェクトもほぼ気になりませんでした。
他のレビューサイトのドラクエベンチを見てるともっと低い値ばかりですが、試作品だからなのかな?
条件を揃えてウィンドウモードで計ってみましたが、ちょっと値は落ちるものの十分な値。
せっかくのフルHD+画面なので、フルHDでも測定してみました。
うん、どんまい。
ただ、同じ解像度のニンテンドーSwitch版の動作と比べるとメギ1鯖歩いててもこっちの方がカクツキは少ないです。
パフォーマンスについては不満なし!
ストレージ
このPCのメインストレージはSSDではなくeMMCなので、ディスクアクセス遅いかなーと思ってましたけど、ぶっちゃけ比較しなければ全く気になりません。
ただ、容量が128GBじゃ心もとないので、m2スロットに256GBなSSDを突っ込んでみました。
m2でNVMEでサイズ2242なSSDってかなり限られます。普通に買おうとしたらこれくらいかな?
KingSpecって会社のもありますけど、GPD社が名指しで使うなと言っていた会社なので何となくこっち・・・。
OSの起動は確かに早くなりました。
ただ普段は体感でスゲー速くなったって程でもないです。
用途によるとは思いますが。
バッテリー持ちを重視するなら増設するまでもないかも。
充電環境
とりあえず手元で動作確認できたもの一覧。
中華PCはPDの相性がシビアなので注意なのです。仕様的には12V以上のPD対応ってことになってます。
定番のAnker製品ではOKでした。
異色のPDとQuick Charge3.0両対応の謎の充電器もOKでした。
なお私これ2台使ってますがけっこうお勧めです。
最近Ankerと並んで頭角を現してきたRAVPowerのミニ充電器もOKでした。
GPD WIN2買った時にPD12V対応のモバイルバッテリーガチャを引きまくって最終的にコレに落ち着いたのですが、問題なし。
さらに小さい充電器が欲しい方はこちらもOKでした。18Wだけど電源入れてる状態でちゃんと充電表示されました。
まとめ
キーボードの句読点周りやカーソル操作系には不満はあるものの、出先でちょこちょこと作業するには十分、ついでにドラクエXも快適に動くので、これで6万円くらいなら満足です。
ただね、気になる別機種はあるのよね。
まだ未発売ですが、
同じ日本語配列キーボードで、なおかつ句読点問題は無さそうな配置。
スクロール機能も一応あるみたいで、CPUもパワフル。
どうしようかなー。
1 thought on “CHUWI MiniBook Core m3-8100Y版日本語キーボード仕様を購入した話”