はじまり
寝る前にちょろっとスマホでソシャゲとか遊んでいて、音出しているとバレるのでイヤホンを使っているんです。
手元にあるのはバランス接続ケーブルを接続したXBA-Z5なので、そのままでは本体の有線イヤホンジャックに刺さらないので、Bluetoothレシーバーを利用しています。
RADSONEという会社のEarstudio ES100という製品ですが、2.5mmのバランスジャックがついているわりに1万円くらいで買えるものとしてはなかなか音質がよろしくて愛用しています。
しかしながら、Bluetoothなので当然遅延がある。
ゲームのSEとかが遅れて聞こえてくるので若干プレイしていて気になるものはあります。
とはいえ音ゲーはしないので、まあ仕方ないかと思っていたのですが。
そんな時、たまたま知ったのが世の中には超低遅延なBluetoothイヤホンが存在しているということ。
その昔、Apt-X LL(Low Latency)という、規格として低遅延なものを試してみたこともあったけど、言うほど遅延がなくなるわけでもなくてやめた経緯があるのですが、通信規格関係なしにハードウェアの力で低遅延を実現しているというので、興味がわいてきました。
ぐぐるとすぐに出てくるのが、XROUND社のAERO Wirelessという製品と、radius社のHP-P100BTです。
どちらも同じ価格帯で、40-50msの低遅延を謳っており、しかも対応しているコーデックはAACかSBCで良いとの事。
逆に言えばハイレゾではないし、音質はあまり期待できない。
とりあえず少しでも安い方を試してみました。
低遅延モードについて
左のイヤホンを3回タップすると低遅延モードになります。
この状態でスマホのゲームやってみると、確かに音ずれがほぼ無い!!
これは商品説明に嘘偽りなしかと思います。
ただ、ゲームによってはやっぱり遅延がある場合もあるので、これはゲーム側の作りの問題かな?
例)ドラクエけしけし
なお、スマホはAndroid 1 IIとなります。相性とかはあるかもしれません。
Windowsとペアリングさせてみた場合、こちらはどのソフトでもほぼ遅延を感じませんでした。
音質は?
ここまでで、めでたしめでたしという空気でしたが・・・。
音質ははっきり言って悪いです。本体スピーカーの音と比較しても、AMラジオ聴いているような感じです。
シャカシャカした薄い音で、低音なんて出ません。
100均のイヤホンレベル・・・。
とはいえ、ゲームを始めてしまえばそれほど気になりませんが、音楽鑑賞には全く向いていません。
ヘッドセットとして
正直スマホゲームで遅延がなくなったのはいいけど、100均の有線イヤホン繋ぐのと変わらないなら正直1万円出して買った意味があるかというと、無い…。
なので、PC用のヘッドセットとしてはどうかと使ってみました。
マイク性能はまあ可も無く不可も無く。特に聞きづらいというクレームはありませんが、もう少し音量が欲しいところで、これまた微妙…。
ノイキャンは?
ノイキャン機能がついてるので、どんくらいの性能かなと試してみました。
結果、まあ正直効果は感じませんでした。
10年前位前のソニーのノイキャンイヤホンの方が10倍性能いいです。
近くで扇風機回してみて、定期的な音だからキャンセルしてくれるかなと思ったけど、変化無し。
エアコンの音は若干静かになったかも・・・といった程度です。
ただ、これは副作用なのか分かりませんが、ノイキャンをONにした時の方が、何故かシャカシャカが抑えられて音質がマシになります。
結論
低遅延モードが有効なのは確かです。それ以外のイヤホンとしての性能は残念感漂います。
買うかどうかは、低遅延モードをどのくらい重視できるかじゃないでしょうか。