オタクが婚活を始めてみた話(4)

Yahoo!お見合いの話までやっときたぜ!

まずなんでYahoo!お見合いを選んだか。

安いから!!!

世間で結婚相談所とかにお願いすると、入会金やら登録料で10万近くとられる、いわゆる初期費用ってやつですね。それとは別に毎月数万とられる。

たけーよ。

私みたいに月に100ポイントももらえないのに、それでも毎日楽天から届くポイントメールをちまちまクリックせずにはいられないビビビ貧乏にはつらいっすのよ。

Yahoo!お見合いはいくらだっかな、半年で一万円くらいだったと思う。圧倒的な差ですよ、ガンダムは高いから無理だけどモビルスーツ乗れるなら安くてもザクでいいや的に有料会員になったわけです。女性も男性も料金変わらないというのが、アンチフェミニズムの私には印象良かったのもあります。

というわけで春頃かな、Yahoo!お見合いをスタートしたんです。

さてまずやったこと。もちろんプロフィール検索です。住んでる地域とか趣味とか適当にフィルタリングして検索すると、わんさか女性の情報が出るわ出るわ。これは大変なアーカイブのアクセス権限をゲットしてしまったというのが初回の印象でした。

んでね、これはよさげなオナゴですたいって思った人にメッセージを送りまくったんですよ。30通は送ったかな。

こねーーよ! 返事なんてこねーよーーーー! なしのつぶて(誤用)だよ!

まあね、最初から薄々勘づいてはいたんですけどね、安いからたくさん女性が集まる、それと同時に男もたくさん集まる、そして男の方が圧倒的に婚活難民が多い、つまりライバルが死ぬほど多い。というもう死にかけてる。

上の仮説が確信に変わるのに一週間もかからず、いったんはすぐ諦めてそのうち放置してしまいました。。。

そして季節は夏になります。夏と言えば心の開放政策が盛んに行われる時期ですからね、そーいや前ヤフオミ入会したな、40最後の夏くらい合法的にオナゴとデートしてえなってんで、また見てみるかって気になったんです。払った会費ももったいない。

さて、今度は作戦を練ることにしました。プロフィール検索からのメッセージ爆撃なんてみんなやってるんですよ。他のやつと同じ事してても無駄なのは当たり前の話だったんです。

まずね、これはビジネスなんだと、自分という商品を女性に売り込むマーケティングなんだと思うようにしたんです。

つまりね、どんなに良い商品でも誰も知らなければ誰も買わない、仮に私がイケメン高収入だったとしても、自分という存在があまたの女性に認知してもらえなければ意味が無いわけです。じゃあどうすれば良いか、俺はここにいるぞーと土管に向かって叫ぶよりは、ハチ公前交差点の真ん中で叫んだ方がよほど効果的なわけで、つまり露出機会を増やす事が必要なんです。

さて、ヤフオミではどういう方法で女性に自分の存在をアピールできるか。

(1)プロフィールを充実させて女性が検索した時にヒットしやすくする

まずはこれっすね。ウェブサイトでいえばSEO対策てやつです。ただね、これは私みたいなクソ低スペックを誇る男には無駄だと思う。嘘のプロフィール書いてもバレる事だしそもそも規約違反。正直に書こうとしてもウリになるような要素まるでなし。はい、次行きましょう。

(2)日記を書く

ヤフオミには日記機能てのがあって、男が日記を書くと女性のトップページに新着日記として表示されるんです。これは全女性会員が嫌でも目に入るところなので、どんなに興味の無い男の日記でも、投稿されれば等しく表示されるという押し売り機能なんですよ。

これだ! と思いましたね。他の男が日記を書けばすぐ流れてしまいますが、一定期間は私のひねり出した文章が堂々と女性会員の目に入るわけで、つまり日記を書きまくれば書きまくるほどそのボーナスタイムはリニアに増えるというわけです。

何を書こうかなーと思って女性会員の日記を色々見てみたけど、今日は○○しましたー、○○でしたー、とか、正直読んでも「あ、はい」で終わるようなのばかり。まさに日記。チラシの裏に書いとけレベル。

恐らく他の男も似たようなものだろうし、それなら私はとにかく読み物として面白いモノをガンガン投稿して、興味をそそりやすいタイトルをつけりゃいいんじゃね、となった。

幸いにも私の人生はネタに事欠かないので、色々他人からしたら笑える(かもしれない)エピソードを綴って行くことにしたのです。

今になってみると何書いたかわりと忘れてるんだけど、お財布を盗まれた話とか、モテない男ならではの悲話なんかだったと思います。

ヤフオミの日記は運営によるチェックがあって、内容や表現が過激的すぎて掲載却下された事も多かったですが、まあそのくらい攻めた内容の文章を女性会員のトップページに垂れ流す事を始めました。

その結果どうなったか? 待て次号! 後楽園ゆうえんちで僕と握手なるか!?

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