Androidは機種変する時に色々手順があるので、まとめてみた。
下記は、SHL21からSHL23に機種変した時のメモなので、他の機種だと細かい部分で異なる可能性が高い。
・Android SDKのインストール
http://developer.android.com/sdk/index.html
からSDKをダウンロードして、圧縮ファイル内のうち、adt-bundle-windows-*\sdkフォルダ内をC:\Android等に展開。
C:\Android\platform-toolsにパスを通しておくと良いかも。
システムのプロパティから詳細設定タブに移り、”環境変数(N)”を選択して、ユーザーでもシステムでもどちらでもいいので、Path変数のおしりに
;C:\Android\platform-tools
を追加する。
端末設定→開発者向けオプションを開いて、USBデバッグにチェックを入れる。念のため、スリープモードにしない、にもチェックを入れる。
開発者向けオプションメニューが無い場合は、端末設定→端末情報を選択して、ビルド番号のところを「これでデベロッパーになりました」が出てくるまでタップしまくる。
ここでPCとスマホをUSBで繋ぐ。
ドライバのインストールを求められるので、当てられるものはあてる。
多分ADBなんちゃらというのが標準ドライバで入らないので、シャープの場合は下記からダウンロード。
https://sh-dev.sharp.co.jp/android/modules/driver/index.php?/sharp_adb_all/download
・メモ、メールのバックアップ
シャープ独自機能かもしれないが、端末設定→microSDと端末容量→microSDバックアップ→保存を開く。
(SHL23からの場合は、端末設定→データ引っ越し→microSDにデータ保存)
メール、メモ帳にチェックを入れて開始ボタンを押す。
元々au共通メーラーの人は、au共通メーラーアプリ内でメールのバックアップは取れる。その際の復元方法は後述と異なるが今回は省略。
電話帳、スケジュール、ブックマークは、Googleアカウントに紐付けていない人はチェックを入れると良いかもしれない。
・内蔵ストレージのバックアップ
内蔵ストレージ(/sdcard)内の必要なフォルダをSDカード(/sdcard/external_sd)のどこかにコピー。
私はSDカード内に/Temp/backupというフォルダを作成してそこにコピーした。
コピーには適当なファイラーアプリを使用。私はXploreというのを使っている。Windowsの共有フォルダ(smb)にもアクセスできて便利。
私がコピーしたファイルは以下のフォルダ。
2chMate
どのアプリが内蔵ストレージをどのように使っているか把握できてないなら、とりあえずexternal_sdフォルダ以外は全部コピーしても良いかも。
・お財布ケータイの機種変手続き
オートチャージ系の機能は全部オフにして、以下の手順を踏む。
Edy
http://www.rakuten-edy.co.jp/howto/osaifukeitai/exchange/
モバイルSuica
http://www.jreast.co.jp/mobilesuica/procedure/chg_model.html
nanaco
http://www.nanaco-net.jp/inquiry/mbl_change.html
・LINEの機種変更
LINEも機種変更手続きを行う必要がある。
正確にはメールアドレス等と紐付けさせる。
http://lineblog.naver.jp/archives/17894627.html
が参考になる。
・各種ワンタイムトークンアプリの手続
スクウェア・エニックス
Y! OTP
http://id.yahoo.co.jp/security/otp_recovery.html
三菱東京UFJ銀行
http://direct.bk.mufg.jp/secure/otp/app.html
・アプリの設定保存
念のため、Googleアカウントやau IDを使うようなアプリは、アプリ内に設定バックアップメニューがあればそれを実行する。
・インストールしたアプリの保存
※今はこれらを自動化してくれるアプリがあります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.koushikdutta.backup&hl=ja
ここから書くのはAndroid4.0以降の端末のみ対応。それ以前の場合は、自分でアプリ側に設定バックアップ機能があれば使い、アプリは自分で再インストールする。
念のため、履歴メニューから”全てを消去”を選んで、全てのアプリを終了させておく。
コマンドプロンプトを開く。
cd C:\Users\(ユーザー名)\Desktop mkdir AndroidBackup cd AndroidBackup
を実行。これでデスクトップにAndroidBackupというフォルダが出来る。
引き続き、
C:\Android\platform-tools\adb backup -apk -all -nosystem -noshared
を実行する。
端末側で、パスワード入力画面になるが、無視して”データをバックアップ”を選択。
心配性な人はもちろん好きなパスワードを設定しても良い。
しばらくそのまま処理が終わるまで待つ。
終了すると、AndroidBackupフォルダに、backup.abというファイルが出来る。
・SIM/SDカードの差し替え
古い端末の電源を切って、SIM/SDカードを外し、新しい端末に差し込む。
・新しい端末のシステム設定
新しい端末のシステム設定をする。
Wi-Fi、Eメール設定、au ID設定、Googleアカウント設定、画面関係設定など諸々。
アプリの設定は後回し。
・メモの復元
端末設定→microSDと端末容量→microSDバックアップ→読み込みを開く。
メモ帳にチェックを入れて開始ボタンを押す。
他の項目も保存した人は、もちろん他のチェックを入れて構わない。
・Eメールの復元
Eメールアプリを開き、メニューキーからEメール設定を開く。
バックアップ・復元→メールを復元→ストレージから探すを選択。
読み込むフォルダを指定できるようになるので、PRIVATE/SHARP/BACKUP_MAIL/内で、送信メールならSENTBOX、受信メールならINBOXを選ぶ。
拡張子がvmgとなってるファイルが現れるはずなので、それをチェックしてOKボタンを押す。
追加保存か上書き保存か選べるので、好きな方を選択。上書き保存にすると元々入ってるメールは全て消える。
なお、SMSはバックアップしても読み込まれない模様。SMSの復元は諦めるしかないのかな。
・インストールしたアプリの復元
古い端末をPCから外して、新しい端末をPCにUSB接続。
ADBドライバを求められたら、よしなに入手して当てる。
新しい端末でもUSBデバッグをONにする。
コマンドプロンプトで
C:\Android\platform-tools\adb restore backup.ab
を実行。
端末側でパスワードを入力するように言われるので、設定してたなら入力、してないならそのまま”データを復元する”ボタンを押す。
・内蔵ストレージの復元
先ほどSDカードにコピーしたファイルを/sdcardに戻すだけ。
・そのままでは使えないアプリの対処方法
まず、ホームアプリは、ウィジットは全部消えるので、貼り直す。
他にも、アプリによっては、実行時エラーになるものがある。
エラーにならなくても、お財布ケータイ機能を使うアプリは次の手順を行うべき。
端末設定→アプリを開く。
動作がおかしいアプリを選択して、”データを消去”ボタンを押す。
後は最初から設定しなおし。
LINEもデータ消去しないとダメです。
・インストールされなかったアプリのインストール
一部のアプリはうまく復元されない場合があるので、そういうアプリはGooglePlayから再インストールする。
・お財布ケータイアプリの再設定
上記URLを参考に。
ちなみに、Edy番号やSuica番号は変わるので、Edyの場合はEdyもらえるモール、Suicaの場合はSuicaポイントクラブそれぞれのサイトで番号を登録しなおす必要がある。
Suicaポイントクラブの方は自動的に変わるという話だが、一応機種変更しましたボタンがあるので、自分で押しておくとより確実だろう。
以上です。
こう書くと結構面倒だなあ。
すぐに新しい機種に移行できる点だけは、iPhoneは評価できる。