オタクが婚活を始めてみた話(8)

ご無沙汰しました。1アクセスでもあれば続き書こうと思ったら、3アクセスくらいあったので筆を持ち直した次第であります。

前回までのあらすじ~

恋愛至上主義、顔面偏差値社会の現世に誤って生誕してしまい、結婚どころか女の子と手を繋いだ事もないオタクが今、ここにそそり立つ!
情報化社会に全人類の名の下に感謝しながらお見合いサイトにてようやく面会の約束を取り付けた俺氏だった。
そして運命の刻(とき)が来る…!

えーと、相手のAさんがあっさりハチ公前に現れました。
痩せ型のごくごく普通の女性です。そんな普通の女性が私に○○さんですか? とか声かけてくる。
これ婚活じゃなかったら、絶対宗教か英会話の教材売りつけられるパターンだよね。

ちなみに年齢は私とほぼ同じでまあ40くらいです。
今Twitterとかでイキっている若者にとってアラフォー女なんて、ババア無理すんな! とかって感じなんでしょうが、君たちが40になる頃には同世代は普通にストライクゾーンに入ってると思いますよ。
てかまだ20代までしか無理とか言ってるなら、多分一生結婚できない気がします。
20代なんてオバサンじゃん! とか言ってるなら、おまわりさんこっちです。

とりあえずそこらのチェーン系の大衆居酒屋に入ったんですが。

おっと! ここで物言いです!

謎の集団「初デートで女性を大衆居酒屋なんてサイテー! 高級フレンチとか予約しなさいよ!」

いやさあ、婚活ってもう、お互い現実見て行動してるから、婚活なのよ。
だから無理して高級フレンチ予約したって、それを毎回できる財力が無い人間にとってそんなアピールはただの虚偽ですよ。
恋活とかは分からないけど、婚活ではとりあえず配られたカードをそのまま使わないと後でひどい目に遭いますよ、どーん! 喪黒福造も言ってた。

なので一生高級レストランに通える財力が無い人は、リーマンが利用するような程度のフツーの飲み屋でも別にいいと思うんです。
ビールが1杯680円(税抜き)くらいの店でいいんです。

そんな感じでチビチビと飲み出したのですが、まあ最初は無難にどんなお仕事してるんですかーって話になるじゃないですか。

Aさん「無職です」

あ、はい。
家事見習いってやつですか?

Aさん「いえ、家事とかめんどくさいです。」

あ、はい。
年収○○って書いてあったのでお仕事されてるのかと思ってました。

Aさん「ちょっと前までは働いてたんですけど、欝病で辞めました。」

あ、はい。
お大事になさってください。

私は相手に経済力とかは求めてなかったのでニート無職なのはそれほど悪い印象というわけでも無く、病気なら仕方ないねーアハハ、病気が治ったら地下帝国にぶち込めばいっか的な感じでその日はそこそこ盛り上がりました。

飲みながらどうでもいい話をしてるぶんには割と気が合ったので、いわゆる飲み友達的な感じで何回か飲むようにはなったのです。

続く!

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