Anker Nebula Capsule IIを買ってみた話

うちの息子は夜にぐずる。太陽が再び昇らないのではないかという不安なのか、はたまた寝ると損した気分になるという父親の夜更かし遺伝子が既に発現してしまったのか、とにかく夜寝ない。
寝室に拉致してもはいはいしまくりで、ちっとも大人しく入眠しようという心意気を見せないばかりか泣き出す始末。

こういう息子に対して、私は教育上良くないと思いながらも、タブレットでDA PUMPのU.S.A.のPV動画を見せて大人しくさせていた。
そう、竹本ピアノのCMは全く効果無かったが、うちの息子はUSAを聞くとどういうわけか心が安らぐらしく、泣き止むしそのうち寝る。DA PUMPさんスゲー!

ただやっぱりタブレットをガン見するので視力低下が不安でたまらぬ。

以前、アカチャンホンポで息子に与えるおもちゃを吟味していた時に室内プラネタリウムというのがあって、これがあればすぐに寝なくても上を向いて寝転んでくれるんじゃないかと企んだ事があったのだが、ネットで検索したら「すぐ飽きる」という貴重な情報が散見されスルーした事がある。

そこで思いついたね、天井にプロジェクターでDA PUMPの動画映して流せばいいんじゃね? と。
これなら焦点距離は天井だから視力に悪影響はなさそうだし、上を向いて大人しくしてくれるならそのうち寝るんじゃ無いかと。
DA PUMPに飽きたとしてもネットは広大だぜ。コンテンツはいくらでもある。

最初は1万円くらいの安いプロジェクターをAmazonで吟味していたのです。
この価格帯でもフルHD対応! とか勇ましい文言が飛び交っているのですが、まあよく見ればネイティブ解像度は800×480ですゴメンネ! みたいな商品ばかり。
でもまあアホみたいに安いのもあって、最初これにしようか悩んだ。

ただ、万が一息子が気に入らなかった場合には安いとはいえ置物になるのは嫌だなあと、増税前の興奮さめやらぬテンションだったので、ちょっとお高いのをチョイスしてみた。

はい、ドン。

充電器でおなじみのAnkerからなんかプロジェクターが出てて、しかも第2世代らしい。
結論からすると実に最高、買って良かった。

スペック的にはざっくりと下記の通り。

  • ネイティブ解像度1280×720
  • HDMI入力OK
  • スマホの画面をWi-Fi経由でキャストできる
  • Android TV内蔵
  • オートフォーカス・台形補正つき

今回は天井に映すので、設置場所からどうしても台形補正は必須だった。
台形補正って、光学的に光を曲げるとかじゃなくて、投影している画像をデジタルで伸縮させて四角く見えるようにしているだけなので、ド正面から投影させない限り利用されるピクセルが狭くなってしまう。
ネイティブ解像度が800×480なら、実際には720×240くらいで表示されるとかあり得る、というかそうなる、文字とか読めるレベルじゃない。

こいつは1280×720なので、実際は1000×600くらいになっちゃうんだけど、それでも精細に文字が見える、サイコー。
台形補正を前提にプロジェクター吟味している方は、少しでも解像度が高いものを選ばないと後悔すると思う。

Android TVは初めて使ったんだけど、まあ、正直、うん…イマイチ。
本来テレビに内蔵する用のOSなので、普通のAndroidをイメージしてると確実に裏切られる。
リモコン操作が前提なので、文字入力パネルが出現してるからとキーボードを繋げてみても、キー入力に対応してないケースが非常に多い。
対応しててもアルファベットしか入力できない。
そしてなんといっても、アプリストアに対応アプリなんてほとんどない。

でもね、それでもこのAndroid TVを搭載しているというメリットを最大限に享受できる点が1つだけあるんですよ。

Torne Mobileが使える!!!

Torneってなんぞやというと、まずnasneっての説明から始めないといけない。

これは、LANケーブルとテレビアンテナをズブリと刺すと、ネットワーク越しの操作で録画とかテレビ見たりとかできるもので、アンテナケーブルが来てない部屋からでもスマホとかタブレットとかPCでテレビが見れちゃう、録画したのが見れちゃう、時間があっという間に過ぎちゃう、といったシロモノなのです。
これ用のアプリは色々あるんだけど、その1つがTorneで、スマホ用がTorne Mobileってわけなんです。
これがAndroid TVで使える。

スマホ用のTorne Mobileの画面をAnker Nebula Capsule IIに飛ばせばいいんじゃん? とか思うかもしれませんが、日本は著作権保護ガチガチのお国ですからね、スマホ本体の画面でしか再生できないんですよ。キャスト中は怒られて終わり。
恐らくですが、プロジェクター本体だけでnasneでテレビ見たりできるのはこれだけなんじゃないかな?

私は知っている、息子を寝かしつけた後に、妻がDA PUMP動画を停止して、torneでテレビ見ている事をッ…! 圧倒的活用ッ…!

そんなわけで、普段はスマホからYouTubeとかの動画をキャストでAnker Nebula Capsule IIに飛ばして再生させてます。
Amazonプライムビデオも問題無く再生できてます。キャスト機能には最近対応したみたいね。
キャスト対応アプリはバックグラウンドでも再生し続けてくれるので便利ですね。

アプリ的な話をすれば、MX Playerが入っています。これはAndroidの定番の何でも動画プレイヤーで、とにかく対応動画形式が圧倒的。
なので、USBメモリとか刺してそこに動画を置いておけば、ネットが無いところでも色々と楽しめます。車で渋滞にはまった時とかに期待してます。
あんまり出っ張るのは嫌なので下記を買ってみました。

言うほど出っ張らないってわけではないけど、このプロジェクターにつけるぶんにはコンパクトに収まって良いです。
もっと小型のは色々あるんだけど、発熱でぶっ壊れたとかいう報告もあるので、一番レビューがましだったこれにしました。

そうそう、Anker Nebula Capsule IIで天井に投影する方法なんですが、見たとおり円筒形ですし、後ろは色々なケーブルを刺しまくる端子が並んでるので、そのままゴロンと転がすわけには参りません。
梱包用の箱を利用すれば上向きには設置できるんですが、部屋の端っこから天井に台形補正かけて投影したいって場合は、三脚を使う事になります。
三脚穴が空いてるのが地味によろしい。

ビックカメラでミニ系三脚を色々と吟味したのですが、Anker Nebula Capsule IIはそれなりにズシリとするので、へぼいやつだと簡単にぶっ倒れます。
1000円とかで売ってるタブレットとかスマホ用のミニ三脚は買うだけ無駄です。
私が購入したのはこちら。

ミニというほどでもないけど、正直このくらいの大きさの足を持っていても、わりと後ろにひっくり返りやすいです。
あと、天井に向けるために90度近く雲台が回転して、かつAnker Nebula Capsule IIと干渉しないのはこれくらいでした。これ結構重要で、ビックカメラの店頭で試してみて何かしら部品がぶつかって90度倒れないものもあったりしました。

HDMI入力はまだそんなに活用していませんが、試しにNintendo Switchを繋いでみたら綺麗に映りました。これでマリオカートやったら楽しそうだけど、息子ほったらかして遊んでいると私が廃車にされてしまうので我慢。

明るさですが、200ルーメンって結構明るい!
蛍光灯だけつけた部屋でもそれなりに見れますし、真っ暗な部屋だと明るいシーンは部屋が超明るくなる。
当初の息子寝かしつけ作戦目的だけならもっと暗くても良かったなとも思った。
なんか適当に遮光しようか考え中。

最後に、これを導入して息子が寝るようになったかどうかですが…、結局寝ないときは寝ない!! でも上を向いてゴローンとする事が多くなったので、部屋の中をいたずらしまくられるのが減ったのは良かった。

結論、Anker Nebula Capsule IIは価格に見合った性能、利便性を持った逸品でした。増税前に良い買い物しました。