GPD WIN MAXを買ってみた話

最近の持ち歩き用PCは、すっかりGPD WIN2からOneMix3Proになって、やはりそれなりのキーボードがあると捗るなあと思ってたのですが、電車の中で立ったままドラクエXをやるというのが出来なくなったのが若干残念でした。

と思ったら、GPD社から9インチクラスでゲームパッドつきのミニPCが発売されたっていうので飛びついてみました。

どこで買うべきか

Amazonでいくつかのショップから購入できるんですが、デントオンラインショップという販売元から購入するのが絶対的にお勧めです。

いち早くゲットしたいとか、ストレージ1TB版がいいって方は、プライム商品の下記でも良いのですが。

デントオンラインショップから購入すると、おまけがけっこう実用的なのもいいんですが、なんといっても保証期間が2年になるのがありがたいのです。
この手の中華ガジェットは1年もすれば何かしら自然故障しますから、2年保証はかなり太っ腹かと思います。

国内ではデントオンラインショップでしか取り扱いのないボディガーディアンという保護ケース(持ち運びケースでは無く本体を保護するもの)がついてくるのもポイント高いですね。

重さと大きさ

さて、実際にOneMix3Proと比べてどうかなのですが。

最初の印象は、お、重い。。。

OneMix3Proよりスマホ1個ぶんくらいは重たいので、けっこうずしりときます。
立ったまま片手でキーボードを持ってもう片方の手でキーボードを押すってスタイルは、5分で腕が痙りそうになりました。
両手持ちだともう少し軽くは感じますし、私の手では親指タイプできるので緊急時は立ったまま何かを作業するのも無理ではないですが、大人しく膝に置いて使うのが賢明そうです。

大きさ比較です。

上がOneMix3Pro、下がGPD WIN MAX
上がOneMix3Pro、下がGPD WIN MAX

幅は大して変わりません。奥行きがGPD WIN MAXの方が少しあります。
厚みは1.5倍くらいですかね。
携帯性だけで言えば、圧倒的にOneMix3Proの方が良いです。

重くてでかくても持ち歩く理由

OneMix3Proより劣るこの携帯性の低さを以てしても魅力あるのが以下の点です。

CPUが高速!!

同じ4コアCPUでも、OneMix3Proとは性能が全く違います。
OneMix3Proは低電力のYシリーズCPUですが、これは昔で言うところのUシリーズ相当のCPUを搭載しています。

私はまだVAIO Canvasという45W級のCore i7-4700HQというCPUを搭載したマシンを使っているのですが、ついにベンチマーク的にはこのCPUをも上回っています。
すごい時代が来たものです。

しかも、そんな高速なCPUを積んでおきながら、膝の上に乗せても裏面がアチチになる事がないってのがすごいです。
OneMix3Proはオフィス用途で使っていても裏面が熱くなって膝の上に乗せてるのが大変になるのですが、GPD WIN MAXではそんな事はないです。

入力デバイス

タッチパッドが上部についてるのですが、なにげにこのタッチパッド、かなり恩恵が大きいです。
小さくても正確にポインティングできますし、二本指でスクロールもできます。
OneMix3Proの光学式ポインタより遙かに使いやすいです。

ゲームパッドは、GPD WIN2よりさらに良い感じの操作感です。
ただ、両手で持ってプレイするには重量バランスが悪いので、やっぱり電車の中で立って遊ぶのは厳しそう。

キーボードに関して言えば、数字キーが小さいので若干打ちづらいです。
その代わりファンクションキーが独立しているので、開発用途にはけっこう便利です。

画面について

画面解像度は1280×800ドットなので、ちょうどOneMix3Proのディスプレイスケーリングを200%にしたのと同じくらいの情報領になります。
せめてフルHDあればと思わなくもないのですが、まあ元々ゲーミング用途なので、HDゲームをドットバイドットで表示させる事を優先させたのでしょう。

液晶保護フィルムはデントオンラインショップから購入すればおまけで3枚もついてくるのですが、ノーブランド品なのでどこまで耐久性があるのかは謎です。

別で買うとしたら、安心のミヤビックス製じゃないでしょうか。

電源

電源は家にあったもので問題無く充電できました。

だいたい15V3A、45Wの給電能力があれば問題なさそうです。

こうしてブログを書いているぶんにはバッテリーはとてももちます。
6時間くらいは余裕でもつんじゃないかな?

なのでモバイルバッテリーはいらない気はしているんですが、買うなら軽さと信頼性でRAV Powerの20,000mAhのものでしょうか。

ただ、GPD WIN MAXそのものが重たいので、少しでもモバイルバッテリーは軽いものがいいなら、容量は減りますが50g程度軽いものもあります。

まとめ

携帯性は落ちるものの、ノートPCとしては十分軽量かつコンパクトな部類のPCで、高性能なCPUを搭載しているのはとても素敵です。

ただ、ではOneMix3Proはもういらない子かというと、画面解像度の高さ、携帯性の良さ、タッチペン対応という点ではGPD WIN MAXより大きなアドバンテージがあるため、どう使い分けるか悩みどころです。

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